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露MELODIYA　ボリショイ劇場QT　ベートーヴェン：弦楽四重奏曲第五番　名演

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（2023年 2月 18日 12時 32分追加）露MELODIYAD9167-8ボリショイ劇場QTの演奏で、ベートーヴェン：弦楽四重奏5番。10インチ・フラット・レニングラード・オリジナル。ボリショイ劇場QTはボリショイ劇場管弦楽団の奏者たちによるロシアの古い弦楽四重奏団で、メンバーはイサーク・ジューク(vn)、ヴェルトマン(vn)、グルヴィッチ(va)、ブラフスキー(vc)。彼らの録音の中でもこれは特に鮮烈な音質でうれしい。モーツァルトの作品と関連が指摘されるこの前期の5番はウィーン的な軽やかさで奏されることが多いですが、そうではないとボリショイ劇場QTが言っているようです。第一楽章からジュークの冴え切った弦が強烈な印象を残していく。ヴィブラートを控えた引き締まった音は無駄なものを削ぎ落とすようで「線」を意識させる。それでいて怖ろしく俊敏でしなやか。露の降りた鋭利な葉を連想させました。彫刻家のように形を作りだし、叫ぶようにハーモニーを響かせる。立像のような強度と存在感があるのです。第二楽章は特に素晴らしい。細く、強く、竹細工のような透明な軽さは彼らにしか出せない響き。四人が精進していくような、この楽章の厳粛さは感動的です。第三楽章もすごい。名人芸的な所作があって何気ない一弾きが心を打つ。深く、淡く、幽玄なるハーモニーなのです。そして最終楽章がまた凄いのです。鋭い音は同時に融通無碍な自由さにひらかれていて、音楽的な調べに満ち溢れている。一直線で、最小の音で音楽の核心を捉える姿に震えました。枯れのなかにある研ぎ澄まされた感覚、俳句や和歌のような、和の感覚に通じる美意識なのですね。まるで一つの作品のような名演奏。是非お聴きください。盤質：盤面浅傷少しくらいできれい。チリパチ少々くらいで溝状態良く、きわめて良好。ジャケ：共通ジャケ。【盤質評価】区分は以下のものを採用しておりますが、必要に応じて詳しく説明するようにしています。美品(Ｍ)：新品並みの状態。ほとんど美品(ＮＭ)：極浅い擦れや軽微な傷。きわめて良好(ＥＸ)：年相応の擦れや浅傷。ひどいものはなし。良好(ＶＧ)：擦れや傷などが目立つ。＊音溝が活きてなければ出しません。■丁寧に梱包して送ります。またトラブルなどには誠実に対処いたしますのでよろしくお願いいたします。...

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